ピコレーザー PICO CARE 450

ピコレーザーの機器にはいくつか種類があり性能に違いがありますが、当院では韓国のWONTECH（ウォンテック）社が製造・販売しているピコ秒レーザーマシン「ピコケア450」を導入しています。532nmのKTPレーザーと660nmの赤色レーザー、1064nmのネオジムヤグレーザーを搭載し、短い間隔でのレーザー照射が可能です。アメリカ食品医薬品局であるFDAから承認を取得するなど、各国の機関で認証を受けている、安全性の高いレーザー治療機器です。

タイにいながら、日本の美容クリニックと同等の質の高い施術を受けていただけますので、バンコクでシミ取りをはじめとするピコレーザー施術をお考えの方は、ぜひ当クリニックをご検討ください。

当クリニックで導入しているピコレーザー機器「ピコケア450」には3つの照射モードが搭載されており、肌悩みに応じて使い分けます。

・ Pico-Toning（ピコトーニング）
ピコトーニングとは、低出力のレーザーを広い範囲に照射して、少しずつメラニン色素を分解・排出してシミや肌のくすみを改善する治療方法です。肝斑や薄いシミ、そばかす、色ムラなどの改善に適しています。肝斑は強い刺激により濃くなるという性質があるため、レーザー治療は難しいとされていました。しかし、ピコトーニングは弱い出力のレーザーを照射するため、肝斑に刺激を与えずに色素を粉砕できます。低出力のためダウンタイムもほとんどなく、日常生活に影響もないでしょう。

・ Pico-Spot（ピコスポット）
ピコスポットは、シミやあざなど気になる部位にピンポイントで高出力のレーザーを照射し、表皮層と深部皮膚層にアプローチしてメラニン色素を分解する治療です。濃いシミやそばかす、あざ、タトゥー除去に適しており、ピコトーニングよりも少ない施術回数で効果を実感できます。

ピコスポットは高出力のレーザーを照射するため肌への刺激も強く、炎症性色素沈着のリスクが高いという側面がありました。炎症後色素沈着とは、ピコレーザー施術後シミが取れたあとに色素沈着が生じることで戻りシミとも呼ばれます。炎症後色素沈着が起こるのは、レーザー照射による微細なダメージによりメラニンが過剰に生成されることが原因です。従来のレーザー治療と比べて周辺細胞が傷つきにくいため、炎症後色素沈着のリスクが少ないとされています。

・Pico Fractional（ピコフラクショナル）
ピコフラクショナルは、密度を高めたレーザー照射により肌表面にごく小さな穴を開けて傷をつける治療です。施術後の肌は傷の修復過程で、コラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞が活性化します。そのため、時間の経過とともに肌のハリやツヤがアップし、ニキビ跡、毛穴の開き、赤ら顔、小じわなどを改善する効果が期待できます。特に、凹凸の深いニキビ跡には、フラクショナルレーザーが有効です。施術に軽い痛みはありますが肌表面のダメージが少なく、ダウンタイムもほとんどありません。

ピコトーニングの施術を複数回行ったのちにピコスポットでシミ取りをする、肌質改善のためにピコフラクショナルをするなど、希望や肌の状態に合わせたモードで治療を行います。